「お年寄りとお薬の話」
こんにちは!
先日、メディカグループの石崎先生(薬剤師)にお越し頂き、「お薬との付き合い方」に関して、講義をして頂きました。
私は「お薬」と聞くと、少し構えてしまう部分があります。
「誤薬」「副作用」等々、ややネガティブ且つ、扱いに気を遣うイメージです。
今回、お薬との「上手な付き合い方」や「役割」に関して、噛み砕いた表現で、レクチャーをして下さいました。
石崎先生が、体で「天秤」を表現しております。
この天秤の「均衡」が取れた状態=「健康」・「体調の良い」状態。
そして、天秤の均衡が図れていない状態が「体調が悪い」状態。
一時的に体調が悪くなっても、人間には「生体恒常性」といった、体の状態を一定に調節しようとする作用がありますので、健康な方であれば、「天秤」はバランスの取れた状態に戻ります。
この「天秤」が元に戻らなくなった状態を「病気」と表現します。
逆に、薬が「効きすぎる」もしくは「適切に服用できていない」状態。
こちらも本来、良い状態ではありません。
「薬」は上述の「天秤」の均衡を図る為の「重し」のようなもの。
この「重し」によって「健康」に近い状態を維持します。
各入居者様・利用者様が適切に薬を服用されているか。そして何か変わったご様子がないか?
重要なのは、私共スタッフ一人一人が、日々の皆様のご様子を拝見し、変化に気づく事。そして、各スタッフ間で連携を図る事。
この講習を通じて、原点回帰ができたような気がします。